金沢は生憎、今日は午後から雨でしたが、金沢市内の尾張町をちょっと散策してみました。
以前にも投稿した尾山神社の桜です。金沢もいよいよ、ソメイヨシノが咲き始めました。
この辺も有名な料亭もあり、料亭の塀から桜の木が・・・・
此処は今は町民文化館という建物になっていますが、元々は、明治40年に建てられた銀行だった所だそうで、昔の銀行の様子が良くわかります。此処は昭和51年7月迄北陸銀行尾張町支店として使われていたそうです。
この写真は旧銀行の頭取のお部屋だったそうです!!なんとも歴史を感じるお部屋でした。
この天井と柱は明治の銀行をそのまま残してあるとか・・・・趣がありますね~~!!
そしてその後、金沢市香林坊にあるデパートで「星野富弘の詩画展」が開催されているのでそちらへと足を運びました。
ご存知の方も多いと思いますが、星野富弘さんは以前体育の教師でしたが、不慮の事故により、体が不自由になり、口に筆をくわえて、詩や絵を描いている作家です。
彼の詩は私はコーラスでも歌ったことが何回かありますが、体が不自由とはいえ、その詩と絵は、本当に感動します。本当に精神力の強い方です。展示場では彼のビデオも放映していましたがびっくりしたことに、彼は自らの人生を自分で語っていたのですが、思ったより今は元気そう!!その優しい物静かな話し方は、彼の詩と絵そのもののような気がしました。
その詩画の中でも「額あじさい」という詩画には感動し、涙が出ました。帰りに彼の最新作品である、「風の旅」の本も買ってきました!!
その中にも掲載されていたこの「額あじさい」の詩画を抜粋します。この作品は、彼が体が不自由になってから、とても素敵な女性と結婚した時の様子が描かれていました。
口に筆を加えてこんなに繊細な絵と詩が描けるのですね!!本当に感動しました。絵の素晴らしさはもとより、奥さんに対する愛情の深さ、そして奥さんの彼に対する愛情の深さもひしひしと感じました。